地中海気候のギリシャ。夏はかなり・・・相当!暑い!!しかし、冬は、日本顔まけの寒さとなる。白々と夜が明けてくる寒い朝、学校へ、仕事へギリ シャの人たちを送り出す朝食は、ほかほかの焼きたてパン。焼きたて、またはトースターでこんがりと焼いたパンには、オリーブ油をつけ、オレガノというハー ブをぱらぱらとふりかける。冬は熱々のスープを、夏ならドレッシングをしみこませて食べるのがおいしい。ギリシャの天然の蜂蜜、特に野生のタイムの花から 採取した濃厚な蜂蜜をたっぷりかければ立派な朝食となる。
パンは、キリストの身体を象徴し、教会で配られることもあります。敬謙な信者であるギリシャの人びとにとってパンはなくてはならない存在なのです。そのためか、どんなに小さな町にも日本とは比べられないほどたくさんのパン屋さんが軒を連ねます。
ギリシャの家庭でおなじみなのは、「ホリアティコ」という田舎風のパン。数種類の小麦を混ぜて作ります。フランスパンや、花の形をした「マルガリータ」というパンも人気です。雑穀入りの黒パンも健康的です。
ア テネの朝、早々と店を開けたパン屋さんの店先をちょっと覗くと・・・うず高く積み上げられているのは「クル−リ」というドーナツ型のゴマパン。パン屋さん だけでなく、路上でもいたるところで売っているのを見かけます。アテネっ子たちは、勤め先へ、学校へと向かう道すがら、途中で買って食べながら歩いていま す。
ちょっぴり素っ気ないほどシンプルなこのクルーリ。でもシンプルだからこそ癖がなく、噛めば噛むほど味が出ます。飽きが来ないのです。ただ、一回で食べ切ってしまうには少々、ボリュームがありすぎるのが玉の瑕!
で も大丈夫! 食べ切れずに堅くなってしまったら、スライスして卵と牛乳の液に漬け込み、フレンチトースト流にしてみるといいですよ! バターをたっぷり敷 いたフライパンで焦げ目がつくほどこんがり焼きます。チーズをのせて一工夫すれば、お夜食や育ち盛りのお子さんの栄養満点なおやつになります。